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TCF B1を取得した / 役立った勉強法

 フランス本国で使える語学試験のひとつ、TCFでB1をマークすることができた。B1は、よく日本の大学で留学プログラム等の出願要件になっているようなので、取得を目指す人も多いだろう。

 スコアは次の通り:

  (テスト全体) 355 - B1
  Compréhension oral 316 - B1
  Maîtrise des structures de la langue 400 - B2
  Comprèhension écrite 366 - B1

 以下は各セクションの感想。

Compréhension oral

 聴解。結果はB1だったけれども、解きながらの実感としては「何を言っているのかさっぱりわからない!」。ほぼ、あてずっぽうで答えたようなもの。問題形式は、TOEICのような5W1Hを問うものから(関係ないけど、TOEICの会話リスニングにでてくる人間たち、約束に間に合えなさすぎ&大事なことを留守電ですませすぎ(会議の時間変更とか直接言えや)と思う)、短い講義を聞いて合致する主張を選ぶものまで。後者のほうが、声のトーンや文脈から分かることが多く答えやすかった。断片的な情報から推測できるようになってきたのだろう(といいようにとっておく)。

Maîtrise des structures de la langue

 文法がB2レベルとでたのは予想外で嬉しい。というのも、TCFのMaîtrise des structures de la langueはいわゆる「文法」問題とは少し違っていて、むしろフランス語の表現力を問うているように思われるから。そういう問題のうち最も苦手だったのが、類義語のうち文脈に適したものを選ばせるもの。たとえば、

 ――「チャンスにとびつく」の「とびつく」は次の動詞のうちどれ? 

という具合。すると、似たような4つの≪跳ぶ≫系の動詞のうちから「……これは≪その場で飛び跳ねる≫、この≪跳びかかる≫には比喩的用法なし、これは動物の跳躍だけに使う動詞……」というように、語の機微をつかんで答えなければならない。こういう問題がとても苦手だったのだけど、フランス文学を少しずつ読むようになってきてから、答えられることが増えた。といっても、きちんと消去法ができるわけではなくて、4択のうち「これは見たことある用法かも」と選んだら合っている、という位。こうやってだんだん上達するのだろう。

Comprèhension écrite

 読解。内容は、店の掲示を見て営業時間を答えるものから、新聞のコラムを読んで文意を問うものまで。コラムのテーマは貧困、環境問題、功利主義、と読みなれたテーマが多く、わりに答えやすかった。


 試験後には、結果を見ながら試験官と談笑できる時間があった。Maîtrise des structures de la langueがB2であるのを褒めてくれ、「語も文法も理解しているのだから、読み聞きもすぐ上達しますよ」とはげましてくれた。以前にDELFの同等の級に落ちてしまったことを伝えると「DELFはもっと細かいことを問われるからね」とのこと。

 なお、試験結果を印刷してくれるよう頼むのは Pourriez-vous ça imprimer? で通じた。

使ったテキスト/ウェブサイト

 まず、Test TCF en ligne - Apprendre le français avec TV5MONDEで試験の形式に親しんだ。

 単語は、仏検準1級までのもので十分だったと思う。

仏検3・4級必須単語集―petits pois (<CD+テキスト>)

仏検3・4級必須単語集―petits pois (<CD+テキスト>)

 
仏検 準1級・2級必須単語集 (<CD+テキスト>)

仏検 準1級・2級必須単語集 (<CD+テキスト>)

 

  もちろんこれらの単語帳だけでは類義語問題には答えられないし、読解にもいくつか見たことのない言葉があったけれど、まとまりのよさでは勝るものはない。図書館などに入っているので、借りて読むといい。費用対効果では最強。

 

 ひとまず、フランス語B1を取得したことでいろいろな制度を利用できるようになった。次はそれらにあずかりつつ、B2を目指したい。